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コラム

なぜ工場撤退が増えているのか

なぜ工場撤退が増えているのかについてお話しします。

 

平野区加美周辺の町工場

 

十洋の住所地の平野区加美周辺の町工場でも廃業が多くなっています。
近年、スクラップ屋さんが持ってこられる品物の中でも廃業に伴う『工場の片付け』をよく見かけるようになりました。
スクラップ屋さんからすると、自分のお客様の仕事の廃業の片付けとなり顧客が減り、取り扱いが減るので嬉しくない仕事です。

「ここの工場、今日で最後やねん」

皆さん残念だけど仕方ないといった表情です。

ダライ粉を入れていた年季の入ったバッカン、ドラム缶達も、もう使われることがなくなり、処分されていくのを見ると一つ一つの傷、汚れに歴史を感じ寂しい気持ちになります。

 

製造系事業所の約34%が集まる工業地域

 

大阪市のホームページ内『市内各地域のものづくりの特徴』によると、平野区は城東、東成、生野と共に東部地域とされ、東部地域は大阪市内の製造系事業所の約34%が集まる、日本有数の工業地域だそうです。
確かに、ものすごく工場が多いです。大中小様々な工場が町に溢れています。

廃業のスクラップを持ち込み頂いた時にいつも
廃業、撤退の理由を聞いているのですが、以下の2点をよく聞きます

1、 経営者が高齢になり引退をするが後継者がおらず廃業(一番多い!)
2、借金をして設備投資をする必要があるが、将来やっていく自信、意欲がないので廃業。

その他にも、仕事が減り経営が困難で廃業するというのも聞きました。

 

東京の大田区の町工場の現状

 

ネットで東京の大田区の町工場に関する記事を見ました。

そこには、

 

・2012年に約5000あった町工場は2016年には4230まで減った
・経営者の高齢化に伴う後継者難などが主な理由
・2割の経営者は廃業を考えている
・800の企業からなる、大田区の連合会のアンケートでは約半数の会員が売上が前年同期比より5割下がっている(2020年の記事)

 

とのこと。

 

東京の大田区の話ですが、平野区でも同じような構造であると考えられます。
弊社のお客様はほぼ中小企業ですが、コロナ禍で調子いいで、絶好調と言っておられる方はほぼいません。

鉄の相場高に伴う材料の高騰で皆さん困っておられます。

私達でお手伝いができることは鉄くずを含む、工場の撤退や工作機械の撤去などがございます。
長年使われてきた愛着ある工作機械を経営者様のお気持ちをしっかりと理解し、丁寧に作業をさせていただきます。

弊社で工場の片付け、工場の撤退などの作業をお受けしております。
お気軽にまずはお問い合わせ下さいませ。

 

コラムのまとめ

 

町工場の撤退が増えている理由は…

 

・経営者が高齢になり引退をするが後継者がおらず廃業する事が一番多い。
・高齢化もあり、モチベーションや自信がなくなり、廃業するところが多い。

 

少子高齢化の流れがこのように町工場全体にも影響が出ております。
次世代の後継者が育ちやすい環境を作ってもらいたいものです。

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